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フライス盤の歴史

工作機械の歴史

工作機械の歴史は、紀元前に遡ります。記録に残っているものは、古代エジプト紀元前300年頃になりますが、その原型は紀元前1000年とも言われています。工作機械の歴史は、人類の進化と切っても切り離せないものです。

弓旋盤 弓の両端に網を張り、弓のしなる力を利用して盤を旋廻させる機械。片手で弓を前後に引き、もう一方の手で、工作物を旋削するため、1人でも作業出来ます。ごく初期の機械として、時計製造者も用いていました。
ポール旋盤 弓に求めていた旋力を、足踏み式にし、網を棒に変えたのがポール旋盤です。弓と網では得られる力が小さかったために、生み出された機械です。木工作業用に家具の仕上げに、寺院や教会で多用されました。
ねじ創成機 さらに精度を求めた18世紀の時計師たちは、歯車とクランクを利用して、金属加工の出来る卓上旋盤を開発しました。歯車の開発は、近代的旋盤の登場に大きく貢献して行きます。そして機械の普及は一気に加速します。
中ぐり盤 工作機械の歴史は、その時代時代の歴史的事実を如実に反映します。精度を求めた時計師たちの欲求は、1800年初頭にマイクロメータ(1万分の1インチ)のねじを生み出しました。機械の大型化の歴史は、戦争ととも発展を見せます。大砲の砲身の開発が、大型の中ぐり盤の発明を担いました。人力にはじまり、水車の力に転じて、果ては馬の力を利用して行っていた中ぐりの工作は、1712年に蒸気機関に至ります。最初の蒸気機関の機器は、なんと全て手作業で作られました。後にウィルキンソンの登場により、ワットの蒸気機関が成功を遂げ、鉄道輸送を実現します。
フライス盤 フライス盤の登場は、実のところ、ねじ創成機・中ぐり盤の登場から、随分と隔てた時期になります。何度となく開発者の失敗を繰り返し、現行の概念のフライス盤、マシニングセンターに至ります。実用化されていたと考えられる歴史は1815年と言われていますが、ここから汎用機への実用には、大変な時間が掛かりました。草創期のフライス盤は、テーブルも主軸も上下運動が出来ず、2回目を切り込むのに、1回目の工程を終えて工作物をセットしなおさなければなりませんでした。
リンカーン型フライス盤 1848年バックギアの採用により、強力な横フライス盤が誕生しました。それがリンカーン型フライス盤です。南北戦争時代に15万台の大量生産され、名機と呼ばれ一世を風靡しました。
立形フライス盤 工場機械の生産で王座にあったイギリスは、アメリカの横フライス盤の開発により、その座を奪われます。慌てたイギリスはその王座奪還を目指して、1857年に世界最初の立形フライス盤を完成させました。アメリカは4年後に最初の立形フライス盤を完成させ、さらに8年後の1870年、ワトソンにより今日の基盤となる立形を完成させました。
歯車創成機械 フライス盤がその輪郭作りに四苦八苦している間に、歴史は機械のさらなる成長を求めます。自動車の発明がさらなる精度と大量生産の同時進行を求めます。時計の製造、そして紡績機の需要の歴史が礎となり、歯車の創成法は着々と進化して行きました。プレシジョン歯切り盤、ベベル用創成式歯切り盤、ホブ盤、歯車研削盤と発展を遂げ、1928年に生まれたギヤシェービングは、自動車産業のみならず、多用化されて行きました。研削の技術は発明とともにあり、自動車の普及と足並みをそろえる形で広がりを見せて行きます。
NC工作機械 NC工作機の登場の発端は、やはり軍事的な利用がきっかけでした。アメリカ空軍の委託研究を受けたジョン・パーソンズが、複雑形状の航空機部品を、どう削るかという研究の結果、工作機の各軸の制御をパルスを用いて切削するという着想を得て、実現したのがはじまりです。1952年、約3年間の研究の後に、フライス盤に応用したサーボ機構を開発し、NC工作機械を誕生させました。 世界的にNC工作機械の普及に貢献したのは、実は日本です。1952年のNC機登場の時点での日本とアメリカの技術量の違いはきわめて大きかったのですが、翌55年からあらゆる研究機関、56年からは通産省も加わり、NCジグ中ぐり盤・輪郭制御フライス盤の研究がはじまり、57年からは民間企業も参入して59年の実用化、商品化に至ります。


フライス盤の歴史

    <フライス盤の歴史年表>

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